あの陸上の短距離界に金字塔を打ち立てたウサインボルトも側弯症なのは有名ですね。 もちろん彼は身長が195cmと人並み外れた恵まれた体の持ち主ではありますが、側弯症で苦労もしていたようです。 何秒という世界で戦ってきた方ですから身体に対する感覚も凄いものを持っているでしょう。 その分、側弯症の違和感も人よりも敏感かもしれません。...
側弯症は3次元の脊柱の変形を特徴とします。 3次元は前額面(体を前後に分ける面)・矢状面(体を左右に分ける面)・水平面(体を上下に分ける面)という3つの面で表現します。 すると、変形は前額面上では横に(側屈)、矢状面上では前に(後弯がなくなる)、水平面上では多くは側屈側に捻じれ(回旋)ます。 そしてこの歪みに順番があると言われています。...
側弯症と関係があるとされるスポーツには以下のものが報告されています。 クラシックバレエ バレーボール 水泳 バドミントン 私の経験では砲丸投げや、剣道、アイススケートにも認められました。 これらは幼少期から高頻度で長時間関わったものほど影響が強いことも報告されています。...
基本的には姿勢と脊柱の側弯変形について医学的な結論は関係がないというものです。 この根拠は特発性側弯症の場合、特徴的な姿勢が関係しているという調査結果が出ていない事です。 脊柱の剛性力が低下していることや、急激な身長の伸びなどの方が影響が高い事が報告されています。 では姿勢は変形とは関係ないのでしょうか?...