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よくある問い合わせ

ここ最近多い問い合わせが、どんなことをするのですか?というものです。

何をするかはアセスメント(検査)をしなければこちらも分かりません。

先ずはアセスメントなんです。

 

例えばアセスメントによって脚の長さが大きな問題だった場合は、補高をします。

首に問題がある場合には首のトレーニングをします。

スポーツの影響が強ければ、反対動作を中心に行います。

典型的な側弯症の場合には、矯正的なトレーニングを行います。

 

十人十色なんです。

何をするのかと言えば、共通して言えるのがアセスメントです。

検査なしに病院でも治療しないですよね?

病院に対して何をするんですか?と尋ねますか?

 

側弯症はこのブログでも再三お伝えしている様に多因子遺伝病と言われ多因子なんです。

何がどの様に絡み合っているのかをアセスメントで明確にしていくのが一番重要なんです。

残念ながら、病院では脚の長さも、スポーツ動作も、家の環境なども確認しません。

そんな時間ないんです。

混みまくってますから。

 

また外科に通われているなら、外科ですから手術をしてもらいに通ってるんです。

外科ですよ。

手術以外に何もしてくれないんですと思うかもしれませんがそれはそうです外科ですから。

日本には整形内科はありません。

 

ちなみに海外は理学療法士が開業権があるので、内科的な役割をしています。

日本ですと接骨院などがその役割を担っている感じだと思います。

ただ、接骨院の先生が西洋医学を把握した側弯症の専門家というとかなり少ないでしょう。

ですから、側弯トレーニングセンターを立ち上げたわけです。

 

本日も、中学生の頃の骨折の後遺症で脚の長さが10㎜差があって、結果腰部の側弯になられた方がいらっしゃいました。

手術を宣告されるも何とか手術を避けられないかと探された様です。

補高をしただけで歩きは正常化して、腰部の負担も減りました。

原因が脚長差ですので、今回の1回で終了です。

変形した側弯部分が治るわけではありません。

原因が分かって、メカニカルストレスをとる方法があるので悪化しないのです。

側弯トレーニングセンターは整体の様な特別なことをするわけではありません。

あくまで医学的な視点で、医療保険や外科では対応しな部分を担ってるだけです。

正直、病院で理学療法士が側弯症の専門家になって対応できれば越したことがないものです。

 

ただ、病院で理学療法士に見てもらうためにも医師の処方が必要です。

先ほど中学生の方から問い合わせがありました。

大学病院で診断されたけどリハビリの処方が出なかったと。

しょうがないです。

それがその医師の判断ですから。

 

当施設は研究施設ではないですが、学会などで症例報告レベルでも公表していかないといけないなと感じてきています。

側弯症を治すのは手術しかないのはその通りです。

ただ、原因を追求して悪化させない方法もあるのですが、それを提供する場所がないのです。

また、その必要性を感じている医師が少ないのです。

 

それでも毎週の様に新規の方がいらして、症状を軽減でき、悪化を防げている現状は嬉しい限りです。

まだまだ認知度含め、ニッチな立場で行っていますが、少しでも側弯症で悩まれている方のお力になれれば幸いです。