体の原理原則はシンプルです
ある報告では60歳以上の方では68%に脊柱の側弯変形を認めたといわれています。
これは思春期に起こる特発性側弯症とは異なり、習慣性のものです。
成人のドックでもやはり半数以上に側弯を認めると実際に検査技師の方に聞いたこともあります。
脊柱は体の真ん中に位置します。
手足や目耳は左右あります。
すると左右差というものが必ず生じます。
利き手や軸足、効き目、聞き耳など。
顎では噛み癖もあります。
この様な左右差は当然体に不均衡な力、ストレスを生みます。
脊柱はこれらのバランスを取るために左右に傾いたりねじれたりします。
そうしないと真っ直ぐに立って歩くことができないからです。
ですから、原因はどうであれ脊柱は曲がってバランスを取るのです。
肩甲骨や骨盤も同じ様にバランサーです。
背骨そのものもが遺伝的に曲がってくる、特発性側弯症は人口の1〜2%です。
では先ほどの68%を考えると、2%を引いた66%の方は様々な左右差の対応法としての変形となります。
このことを踏まえて側弯症を評価しないと見立てが間違えます。
医療機関では、画像しか見ないことが多いので、原因をほぼ考慮に入れません。
ですから、適切な対応方法を検討することなく、限られた対応方法である装具療法と手術のみを選択してしまいます。
まずはしっかりと、何が原因で脊柱の変形が起こったかを確認することが必要です。
もちろん1〜2%の遺伝性の方もいます。
その場合の原因は遺伝ですから、対症療法としての運動が必要です。
その他多くの側弯症は原因がありますので、まずはその原因を取り除くことが必要です。
ただ悪化するだけを待っている必要はありません。
側弯トレーニングセンターでは、包括的なアセスメントを通して、原因を探って行きます。
まずは初回アセスメントをオススメします。
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