シュロス法による側弯症治療
私(中村)が監修したドイツのシュロス法という運動療法の書籍です。
自分で関わっておいてなんですが正直難しいです。
やはり専門書ですので一般の方、側弯症の当事者の方々には言葉など聞きなれないものが多すぎるかもしれません。
柔整やPTなどの専門家向けでしょう。
ただ、この書籍の社会的な価値は、側弯症に真っ向から挑んだシュロスというPTの方がいて、そして保険診療として認められるまでなったその軌跡が素晴らしいと思います。
この事実がこの日本で紹介されたこと、多くの改善例が事実として紹介されていることは運動療法を無意味だと思っている医師や医療者にとって大事なテーゼが提示できたのではないかと思っています。
シュロス法は3週間くらいの合宿を前提に作られています。
必要な設備も多く、日本の外来での現状にはあまり即しているとは言えません。
側弯トレーニングは日本の現状に即て、分かりやすく、自宅でのトレーニングも明確です。
またシュロス法ではアセスメントが限定的で、経験のある理学療法士の立場では不十分です。
側弯トレーニングではより細かくアセスメントを行い、より個人にあったエクササイズを指導いたします。
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