早いに越したことはありません。
装具療法はCobb角で35度で開始します
手術は40〜45度が目安になります。
では側弯トレーニングは何度から始めたほうがいいのでしょうか?
「角度が気になった時にできるだけ早く」が私たちの意見です。
特にこの角度になったらというのはありません。
たとえ10度台であったとしても、気になるのであれば今後の進行を考慮して、生活習慣を見直したり筋力強化をする必要があります。
側弯症の場合は脊柱の剛性力の低下が大きく進行に影響します。
運動療法が加担できるところは、筋力による体幹を中心とした脊柱周りの安定性の向上です。
重力に負けない体づくりが基本になります。
また生活習慣を見直すことで、椎体への過剰な負荷を減らし、できるだけ正中を維持する習慣の見直しをして行きます。
正直なところ、角度の大小によって行うコンセプトが変わることはありません。
ただ、筋力強化も、生活習慣の見直しも時間がかかることです。
筋力増強は最低でも2週間はかかりますし、実質的な筋量の増加には2ヶ月くらいはかかります。
習慣も、今までの癖ですから癖を直すのは一筋縄には行きません
ですから、気づいたら早めに来て頂くのがいいかと思います。
大した角度ではないからといって放っておいて気がついたら手術適応の角度になり、いざ手術と言われて嫌だから保存療法を探して当店にお越し頂くことが実際多いです。
もっと早く来て頂ければ、、、という思いがない訳でもありません。
本来は、医療機関で運動療法の指導が予防的に行われるべきだと思いますが現状は経過観察というなで実際は何もしないで悪化を待つのみという状態です。
今後書籍や冊子などを作って啓蒙活動は進めて行きたいと思っていますが、認知されるにも時間がかかります。
まずはこのブログを通して、少しでも側弯症に不安をお持ちの方に声が届けられればと思います。
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