何事も利点と欠点があります
側弯症と関係があるとされるスポーツには以下のものが報告されています。
- クラシックバレエ
- バレーボール
- 水泳
- バドミントン
私の経験では砲丸投げや、剣道、アイススケートにも認められました。
これらは幼少期から高頻度で長時間関わったものほど影響が強いことも報告されています。
医師の中には側弯症患者さんの嗜好性がその様なスポーツに偏っているのかなと考える方もいる様ですが、普通に考えて動作の繰り返しによる影響だと思われます。
子どもの頃は骨の中で軟骨の占める割合がとても高いのです。
骨格も環境に対応して成長しますから、骨格に変化を起こすくらいの力学的ストレスが側弯症に関係するのでしょう。
スポーツの指導者はこの事実を認識した上で指導に当たって欲しいものです。
サッカーを愛好する子どもにO脚傾向を認める報告もありますが、O脚を作りたくて指導している指導者はいないでしょう。
ただカッティング動作が膝に与える影響を知らないで指導すると子どもの体を壊しかねない事にもう少し意識を向けて欲しいですね。
骨格は成長が止まれば一生のものになります。
良かれと思ったスポーツで体を歪めるのは悲しいことです。
もちろん利き手や利き足がありますから左右差のない方などいません。
ただ左右差の許容範囲を超えれば何かしらの障害が起こってきます。
側弯症と関わることで、スポーツの問題点にも目を向ける必要性があることを知りました。
医師の間ではこの事実はあまり認知されていないか、無視されていますが全世界的に報告されているものです。
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part (日曜日, 14 1月 2024 16:21)
側彎症の手術をしました。それから体育や出来る事が少しずつ増えていくようになり、今後生きていくのが辛い事もあったりしましたが友達や先生方に支えてもらいながら勉強も部活も頑張っています。